化粧は女性にとって、とても重要なものです。化粧のノリひとつで、一日の気分さえも左右してしまうほど、影響は大きいはず。しかしちょっと注意が必要のようですよ。米ボストンの研究者が発表したところによると、口紅に含まれる鉛(なまり)が、知能と行動に影響を与える可能性があると指摘しています。これは一体どういうことなのでしょうか?
ボストン鉛中毒予防プログラムのショーン・パーフリー博士の研究によると、22のブランドの口紅のうち、12種から鉛の有害な反応が確認されたそうです。たとえ低レベルの鉛を摂取しても、身体に悪影響があり「知能や行動、学習能力に害を及ぼすおそれがあります」と指摘しています。
実のところ、アメリカでは口紅に使用する鉛の安全基準が確立されておらず、安全性はメーカーのテストにゆだねられているのだとか。2010年の調査では、最大で7ppmの鉛を含有していたといいます。
しかしながら、進展がない訳ではありません。すでに鉛をはじめとする鉱物に依存せず、口紅を製造する技術は開発されているそうです。また今回の発表でも、半分のブランドの口紅からは、鉛が検出されませんでした。
いずれにしても、消費者の安全を考えて健康に不安のない商品を製造して頂きたいものです。化粧品は女性にとって欠くことのできない必需品。より良いものを提供してほしいと願うばかりです。
[MailOnline]