英語圏の小学校では、家から何かしら持ってきたものを見せて、プレゼンテーションをする「ショー&テル」「Show and Tell」と呼ばれる、発表の場があります。
家から持ってくるものは、そのときの話題に沿ったものや、児童たちが自慢したいものまで幅広いのですが、オーストラリアで女子生徒が手榴弾を持ってきてしまい、学校中が避難する騒ぎが起こりました。
先生「今日、家から何か持ってきて発表する人はいますか?」
11歳「はい、家からコレ持ってきました。手榴弾です」
先生「なっ、手榴弾!?」
といった会話があったかどうかは定かではありませんが、多分それに近い経緯があったと思われます。
手榴弾はパイナップルのような形の小さな手のひらサイズの爆弾で、爆破する前は通常小さなピンが刺さっています。
ところが11歳の少女が持ってきたこの手榴弾にはピンがなかったことから、担任教師が校長に相談、校長は即450人の児童と60人の教師を避難させる措置をとりました。
ただちに警察の爆弾処理班がやってきて、校内を立ち入り禁止にした上で、爆発物として処理することになりました。
女子生徒は、すでに処理済みのものだと思っていたそうですが、実際は第一次世界大戦頃の不発弾である可能性が高いとみられています。また、女子生徒が罰されることはないとのこと。
校長によると、手に取ると本物ならこのくらいあるのではないかと思うほど重かったそうで、専門家が調査した上で破棄される予定です。
[らばQ]