■BBQは外でやってください
発想は良かったんだけどな。というわけでイギリスからのニュース。洗濯した服がなかなか乾燥しないので、家の中でバーベキューをして乾かそうとしたおばあちゃんが家族を一酸化炭素中毒で病院送りするという事件がありました。危険ですね(発想が)。
事件があったのはロンドンのイースト・ハムにある一軒家。ここには6人家族が住んでいたのです。先日、一家のおばあちゃんが洗濯を終えたのですが、天気が悪かったので家の中に干すことに。ところが服がうまいこと乾いてくれません。彼女はひらめいて庭に出してあったバーベキューの台を持ってくると、洗濯物のそばに台を置き、火をつけ始めたのです。ある程度火が起きたのを確認すると、彼女は用事で外へと出かけていきました。
■次々と倒れる家族
家の中にいた彼女の孫たちと息子の妻に異変が起きたのがその直後。大人の方が具合が悪いと訴え始めた直後、突然孫の女の子が倒れてしまいました。家族は苦しみながらも消防の緊急ダイヤルへと電話。すぐに救助隊が到着し、全員が病院に搬送されました。言うまでもありませんが、バーベキューの炎の不完全燃焼による一酸化炭素中毒です。
消防隊のチーフはバーベキュー台を燃やした祖母を厳しく注意。また、ロンドン消防のデイブ・ブラウン氏は今回の件についてこうコメントしています。
「この仕事を始めて28年になりますけど、バーベキューで服を乾かそうなんて話、初めて聞きましたよ。点火されてくすぶっている状態のバーベキューを屋内に放置するなど、絶対にやめてください。火災の危険となるだけでなく、猛毒の一酸化炭素中毒で重傷を負う可能性がありますから。」
ソース記事の報告によれば、イギリス全土で毎年4000人が一酸化炭素中毒で病院に運ばれ、その内50人が亡くなっているとのことです。本当、外でやるべきものは外でやってくんないと。
[digitalspy.co.uk]