米オクラホマ州では今、パーカーのフードなどによって、自分の身元を意図的に隠すことを禁止する改正法案が提出されている。もし可決されれば、違反者は500ドル以下の罰金が科せられることになるという。

現在の法律では、フードなどで意図的に頭を隠して行われる犯罪は刑罰が重くなる。しかし、今回の法案では、犯罪の有無にかかわらず、身元を隠す行為自体が「軽犯罪」として禁止されることになる。

共和党のドン・バリントン上院議員によると、今回の改正案は、あくまで住民の安全を守るためだという。「例外」として、宗教的な装束、医療目的、悪天候からの防御などの事項も書かれており、なかには「ハロウィーンの仮装」まである。

これを受けて、住民からは多くの非難の声が挙がっている。パーカーを着る人に対する「差別」的な法案だとして、反対運動が起こっているのだ。住民のエデュール・カーロンはこう語る。

「もし可決されたら、大きな問題になるよ。パーカーは誰もがクローゼットに持っている一着だからね」

[引用/参照：http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41925]

パーカーの歴史

パーカーは、氷雪地帯に住むイヌイット民族が着ていた防寒服が起源と言われています。イヌイットが着ていた防寒服はトナカイやあざらしなどの皮が使用されていました。

一般的にファッションに用いられるようになったのは、1980年に入ってからです。最初はアウトドアファッションに使用されていましたが、その後マリンブームが起こり、ヨットパーカーが流行りました。

スウェット地のパーカーが日本で流行ったのは、1990年代のキレカジブームです。金ボタンが付いた紺色のブレザーの下にスウェットのパーカーを合わせる着こなしは、キレカジの代名詞になるほどでした。

海外ではスポーツウェアとしても人気がありますが、ヒップホップファッションに欠かせないアイテムとしても広く親しまれています。

[引用/参照：http://www.kikonasi.jp/parka-glossary/parka.html]

Facebookのザッカーバーグしかり、アメリカではパーカーは「オタク」のトレードマークになっている。アメリカ映画では「オタク」「いじめられっ子」「他者と距離がある人」を表現するのにパーカーを着せるらしい。

今度米国へ旅行するときは、パーカーの着用に気を付けたほうがいいかもしれない。