「場の空気が読めない」「何度も同じ失敗をする」など、発達障害の代表的な特性を10種類に分けた場合、一つでも当てはまる社員が企業にいる割合は87%に達することが17日、発達障害者らでつくるNPO法人の調査で分かった。
NPO法人発達障害をもつ大人の会(大阪市福島区)が、大阪府の事業を受託して実施。2012年12月~13年3月に企業らを対象に行い、103社から回答があった。
10特性について、それぞれ社内にいるか聞いたところ、「周囲とのコミュニケーションが難しい」(52%)が最も多く、「場の空気が読めない」(46%)「何度も同じ失敗をする」(45%)「物事の優先順位が分からない」(41%)「人の話が聞けない」(29%)などと続き、90社が一つは当てはまった。
その結果、社内でトラブルが起きたかどうかは「よくある」が20%、「ある」が47%、
「ない」は17%だった。職場でのトラブルへの対応方法については「難しい」が37%、
「あまりうまくいっていない」は24%で、「概(おおむ)ねうまくいっている」は39%だった。
また調査では、特性を聞く際、代表的な特性以外も織り交ぜて聞いたところ、「きれやすい」は、発達障害による特性とは言い難いことも分かった。
[痛いニュース]
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