いわゆる “中年” になってくると、居酒屋などでお酒を片手に「あの頃は楽しかったな～」と口にしてしまう今日このごろだが、あなたの “人生のハイライト” はいつ頃だろうか？　なんと、ある調査で「人生の全盛期は25歳まで」との結果が導き出され、賛否両論の声上がり話題になっているのである。

・「人生の全盛期は25歳まで」との調査結果
人生の全盛期について調査を行ったのは、米ニューハンプシャー大学の心理学者クリスティーナ・ステイナー氏だ。調査の被験者となったのは、59～92歳の白人男女34人で、その8割近くが大卒である。

今回の調査は、被験者に自伝的なライフストーリーを30分間自由に語ってもらうという “博物学的アプローチ” を試みた初めてのものである。まず彼らにストーリーを語ってもらい、その1週間後それぞれの話に節目をつけてもらった。その結果、人生のハイライトはほとんど17～24歳に起きていたことが判明したのである。

・人生の転機は25歳までに起きることが多い
彼らの世代の多くは、転居や大学進学、就職、結婚や子供の誕生、軍の入隊などの “人生の転機となる出来事” を25歳までに経験していることから、これらをハイライトとして記憶していると考えられている。このほかの調査でも中壮年者が人生を振り返ると、15～30歳までの出来事をハイライトとして捉えていることが多く、なぜ30～70歳の出来事ではないのか理由は明かされていない。

・調査結果に様々な意見
この調査結果に対して賛否両論の声が上がっているので、いくつか紹介したい。

「結婚するまでの若い頃が良かった。元妻に全部持って行かれて、今は経済的にカツカツ」
「私は40歳までの人生が地獄だった」
「39歳だけど、今の方が経済的余裕があって人生を楽しんでるよ」
「女は若い頃の方がやっぱりいいわよね」

このような様々な意見が寄せられている。

人はノスタルジックに過去を美化する傾向があり、やはり “若さ” は何よりの特権だからではないだろうか。若いからこそ向こう見ずに色んなことにチャレンジできた時代を、ハイライトとして捉えてしまうのは仕方ないかもしれない。

[ロケットニュース]
http://rocketnews24.com/2014/02/27/416895/