この手の話はいつも、自己責任か、社会の問題かという極端な2つの答に触れがちですが、どちらが正しいとも言えません。前出の『「婚活」症候群』で紹介されているデータですが、内閣府の「結婚と家族形成に関する調査」によると、恋人がいない人に対して「交際相手に出会うためにさまざまな活動を行ったかどうか」という問いに対して、実行率は約3割でした。そもそも努力をしていないのではないか、と。
一方で採用の抑制などにより職場での出会いが減ったこと、非モテでも許容される雰囲気になってきたことなど社会の変化も影響しているでしょう。
とはいえ、恋愛するのには知識も機会も必要です。どうやったらこの状況を解決できるのでしょう。
これまでも婚活支援などは官庁・自治体で行われていましたし、いまでは恋活や妊活まで応援する動きもあります。ただ、これらの対策は効果が見えにくいです。
ベストセラー『夢をかなえるゾウ』の著者である水野敬也さんは以前、著書や講演で「義務教育に恋愛を」とおっしゃっていました。私は賛同しますが、教育したところで環境が変わらないといけないわけで。
このままだと、近い将来に、恋愛担当大臣が必要になるでしょうね、間違いなく。皆さんはこの恋愛問題、どう思いますか?
[ポストセブン]
http://www.news-postseven.com/archives/20130811_204804.html
プラトニック
画像Berryz工房の夏焼に見えた