現在はフランス在住で頑張ってフランス語を勉強している最中。サーバー屋のジム・ワトキンスに乗っ取られた2ちゃんねるの管理権については法律に則って戦っているところだという。海外居住者との争いになるので長期戦になることは間違いない。
さて、そんな西村ひろゆき氏にインターネットTV局について質問してみたところ、意外な見解が返ってきた。
ひろゆき氏は苦笑いしながら「えーと…あんまり言うとよくないと思うんですけど…」と言いつつも、「AbemaTVはそんなに伸びないと思んですよ」とバッサリ。この結論はコスト構造の分析から得られたものだという。
「本質的に無理なんですよ。インターネットって繋ぐときにサーバーが一人ひとりに情報を送っているんですよ。
でもテレビって電波塔から電波を垂れ流しているだけで、勝手に受信するじゃないですか?だからテレビは一人あたりに情報を送るコストがめちゃくちゃ安いんですよ」
サイバーエージェントはAbemaTVにおいて、ネットで見られるTV局を目指しているようだが、コスト構造の実態はテレビ局とは似て非なるもの。やり方自体が間違っているというひろゆき氏の主張は続く。
「テレビは1千万人に送ろうと思ってもコストは変わらないけど、ネットって1千万人だと、じゃあサーバー100台買わないといけない。
で、1千万人見ました。その後の100台どうするの?別にみんなずっと見続けるわけではない。サーバーの維持費かかるし…」
ではどうすればいいのか。ひろゆき氏は有料番組で攻めるべきだと言い切る。無料で推し進めるAbemaTVとは正反対の方針だ。
「特定のマニアックな人向けに月額1万円で番組をつくるなら分かる。例えば編み物が好きな人を集める番組とかだったら全然うまくいくんですよ。
AbemaTVってみんなが面白いと思うものをつくろうとしているからテレビと完全にバッティングしているんですよ。それでコストで負ける」
テレビ局の将来については「テレビは最後まで残り続けると思いますよ」と予測。特にテレビ局は今後のネット進出が容易で、すでにコンテンツを抱えているのが強みだと分析する。
「テレビはネットに進出できるけど、ネットはテレビに進出できないんですよ。
戦ったらどっちが有利かって言ったら、テレビに決まってるじゃないですか。テレビ局はテレビもやりつつ、マニアックな番組をネットで売ればいい。
例えば、10年前の大阪のドラマが1,000円払ってでも見たいって人いるじゃないですか?でも全国の人は興味ないって状況。そういうのをネットで課金して売るっていうのをやれば儲かりますよ」
若者のテレビ離れが進み視聴率が下がる中、番組をネットで売るというのはテレビ局の新たな収益源になりそう。
ひろゆき氏が提唱する戦略の一手は非常に興味深い。テレビという衰退期に入った市場から、ネットという成長期の市場に強みを持って参入せよということか。
AbemaTVについてはサイバーエージェントの大金が投じられているだけにその成否に注目が集まっている。
[via:http://netgeek.biz/archives/91509]
ネットの反応
・正論定期
・テレビ東京「高みの見物」
・ネット動画で儲かってるとこあんのか
・抱え込むための無料なんじゃねぇの?
・てめえは社会に負けてる
・自分が噛んでないからかw
・TVは放送した番組をDVD化して売ってたりするわけで
・既に特定のコンテンツを有料化することは行われているわけで
・サーバーや回線が高かった時代の感覚で言われてもね。。これからどんどん安くなるし
・は?abemaはテレ朝が抱えてるからテレビ局が運用してるのと同じだが
・アベマはいいと思うけどTV には勝てないよな
・そのうち課金要素強くして有料エロ番組みたいになりそうだわ
・見たのは最初だけだった
・今のままならそうだろうな
・こんな誰もが思ってることを言われてもね
・ひろゆきが言うなら成功するな
・あんたiPhoneは失敗するとか言っといておもいっきりiPhoneユーザーやんけ
・YouTubeや他の動画サイトも成功してるのにペイしないとか浦島太郎かよ
・番組表が見づらいんだよなぁ
・ガチでテレビよりもネットの方が廃れそうな気がしてきたわ
・abemaとか見てるやついるのかよ huluとDAZNと入ってたら他の見る時間ないわ
・ネットなのに放送時間が決まってて 自由に見るには月額が高い
・うーん、まぁそうかもしれんが そもそもニコニコの方がもっと負けてるだろ