2013年3月4日、中国の遼寧省瀋陽市で地震のような揺れが感じられたという。だが、その揺れの原因は地震ではなかった。

なんと、同市の繁華街で地下通路が爆発していたのである。

爆発が起きたのは瀋陽市のショッピング街・太原街だ。3月4日の朝の9時頃、太原街の地下道で、突如、轟音が鳴り響き、地震のような揺れが感じられたという。音がした方を見るともうもうと白煙が上がっている。なんとすぐそばにある地下通路が爆発したのだ。

爆発の衝撃は相当のものだったらしい。消防車が10台駆けつけて消火と救助にあたった。目撃者は「人が10人くらい吹き飛ばされていた」、「車も吹き飛んでいた」などと話しているそうだ。周囲にはガラスの破片や血痕が飛び散っていたという。

当初は、この爆発により5名ほどが病院に搬送されたと伝えられていたが、一部情報によると負傷者が30名以上出ているという。死者が出ていないのは不幸中の幸いであるが、ハッキリした被害状況はまだ明らかになっていない。

なお、現地警察によると原因はガス漏れではないかとのこと。ただ、なぜ爆発したのかは不明だという。詳しい調査が待たれるところである。

[rocketnews24]
http://rocketnews24.com/2013/03/06/300973/