9人目も「殺害後に性行為を」
2017年、神奈川県座間市のアパートで男女9人の遺体が見つかった事件の裁判で、9人目の被害者について白石隆浩被告の被告人質問が行われました。
白石被告は、検察側からの被告人質問の中で、9人目の被害者の死亡を確認した後に外見が好みだったので性行為をしたと述べ、殺害の承諾はなかったとしました。
さらに、裁判官からの質問に「自分の中の比重がお金が何よりも第一だったのが、レイプしたくなったらお金になるかもしれないけどレイプをするというのに正直変わっていった」と答える場面もありました。
また、「『殺害はしたけど手伝っただけ』と言おうと思ったことはないのか」と問われると、「正直、逮捕された当時はものすごく迷いました。
死体損壊、死体遺棄だけでいこうと思っていた時期もあったんですが、逮捕された時の部屋の状況から他に目的があったんじゃないかと勘ぐられるし、もうあきらめて観念しました」と述べました。
[via:日テレNEWS24]
https://news.livedoor.com/article/detail/19211871/
座間9人殺害事件とは
起訴状などによると、白石被告はツイッターなどで自殺願望がある15~26歳の女性を誘い出し、自室アパートでロープで首を絞めて殺害。金銭を奪い、女性8人には性的暴行を働いた。
男性1人を加えて、殺害した9人の遺体は損壊し、頭部をクーラーボックスに入れるなど猟奇的な犯行で社会に衝撃を与えた。
【関連リンク】
座間9遺体事件|Wikipedia
以下、文春オンラインに掲載された拘置所面会の記録と裁判傍聴レポートを抜粋して転載。
《座間9人殺害・拘置所面会》
白石被告が殺人鬼になった理由「性的興奮が生まれて写真を撮った」
9月30日に、東京地裁立川支部で初公判が開かれ、現在も裁判が続いている「座間9人連続殺害事件」。白石隆浩被告が強盗・強制性交殺人罪などに問われている。
2017年8月からの約2カ月間に、SNSで自殺に関する投稿をした当時15~26歳の男女9人を誘い出して殺害し、自宅で遺体を解体。遺体の大部分は遺棄されていたが、頭部などは自宅のクーラーボックスから発見された。
この世間を震撼させた凶悪事件の加害者である白石被告は一体どんな人物で、如何にして犯行に及んだのか――。
ノンフィクションライターの小野一光氏は、立川拘置所(東京都立川市)で白石被告と11回にわたって面会し、その対面記録を「週刊実話」(日本ジャーナル出版)に連載している。本記事では同誌2020年10月8日号に掲載された連載第8回から転載する。
※本稿にはショッキングな表現が多出します。ご注意下さい。
■「死刑判決を受けて控訴する意味はねえなあ」
「小野さん、これまで会った人のなかで、死刑判決を受けて、控訴しなかった人っていますか?」
8月19日の8回目の面会が始まって間もなく、白石隆浩が聞いてきた。
「いや、いまのところいないねえ。それに、控訴しないって意思があっても、弁護人が控訴しちゃうことがほとんどだから。そのあとで、本人が控訴を取り下げるって感じだよねえ」
「なんか、控訴する意味はねえなあって思ってて…。(相模原障碍者施設殺傷事件の)植松さんみたいにするかなあ、と思って…」
植松も一審での死刑判決後、弁護人が控訴したが、本人が控訴期限内に控訴取り消しの手続きを行い、死刑が確定している。
「いやもう、今後、大口の話とかってなさそうじゃないですか。それなら早い方がいいなって…」
ここで白石の言う「大口の話」とは、現金の差し入れと引き換えにやる面会のこと。
私が、「でも、死刑が確定して家族と弁護士以外に会えなくなると、その可能性も失われるよ」と告げると、「たしかに、そうですよねえ…」と、結論を出さぬままこの話題は終わった。
そこで私は、前回話題に出た、1人目の被害者の殺人について、「殺害はいつ考えたの?」と質問した。
「それは、相手の貯金がわかって、相手に彼氏がいるとわかって、(不動産業者への見せ金としての)おカネが振り込まれて…。これらの条件が揃ったときに考えましたね」
「なんで彼氏がいると?」
「確信はないですけど、私の勘です。それで、8月18日くらいからネットで検索したんです」
私が「どういうことを?」と検索内容を尋ねると、白石は目を瞑った。
■女の子を部屋に呼ぶ前に買ったノコギリ
彼は、自分の犯行を振り返るときは、目を瞑って話す癖がある。
「殺す方法、死体解体、遺棄の方法、証拠隠滅の方法とか…。これは残酷な話なんですけど、その女の子を借りた部屋に呼ぶ前に、ノコギリとかを買ってました。殺るつもりで…」
「事件が発覚するかもしれないとかって、躊躇はなかったの?」
「ネットで何回も何回も調べて、発覚しない方法を自分なりに見つけたんです。具体的には、相手は高校生以上にすること。女性限定ですけど、高校生以上だと、警察が真面目に捜査しないんですよ。
女性って、それこそいなくなって1週間後に、彼氏の家とか、風俗店であっさり見つかったりすることが多いから、真剣に捜索しないみたいで…」
誤解を防ぐためにあえて注釈を加えるが、この話はあくまでも白石の私見であり、現実の警察の動きであるとは限らない。また、以下の話も同様である。
■「リスクはあるけどレイプしたいなと思って」
「それから本人を口説いて、これって小野さんの本で読んだ(北九州監禁連続殺人事件の)松永に近いと思ったんですけど、家族や職場との繋がりを切らせて、関係者は自分だけにしたんです。
職場を自分で辞めさせ、家族には身元を探さないで下さいとの手紙を書かせ、それを家に残させました。こうやると捜査をしないと、ネットに書いてたんです」
「でも、そういうことって、(被害者の)みんな素直にやった?」
「1人目はできましたね。2人目は地方から出てきたんで、(家に帰らせるのは)無理じゃないですか。だから、リスクはあるけどレイプしたいなと思って、レイプして殺しちゃいましたね。結局、ちゃんと対策をしたのは1人目だけでした」
それから白石は殺人の詳細を語り始めた。
「最初に部屋に来た日に殺しました。お酒を飲んで喋ったりして、キッチン前で話してて…。それから席を立って、玄関に行って、鍵を閉めて、チェーンロックをして、部屋に戻って、いきなり襲いかかりました」
抵抗する女性を押し倒し、首を絞めて失神させてから、レイプしたという。そして、意識がない状態の彼女の首に縄をかけ、もう一方をロフトに引っかけて、首吊りの状態で30分間放置し、殺害したことを説明する。
■殺害は「運動をしていないのにドキドキした」
「正直、運動をしていないのに、ものすごくドキドキしました…」
当初は殺人に性的な興奮を覚えることはなかったと、当時の状況を振り返る。
「性行為での興奮はありましたけど、死体にはなかったですね。ただ、殺人を重ねていくうちに、それが生まれて、写真を撮ったりしました」
ここで、残り時間は5分だと告げられた。いつもならば事件の話はその段階で打ち切るが、白石にはまだ話したいことがあるのか、言葉を続ける。
「1人殺しただけだったら、まだ先があるというか、お坊さんになって供養したり、そのあとに反省を繰り返したりできると思うんです。でも、9人も殺ったから、もう無理じゃないですか」
そう口にすると、彼は手先で自分の首を切るポーズをしてみせる。
「だから、もういいや、どうだって、って…。家族とかがやって来て、なんとか生き抜いてほしいみたいなことを言われることもないし、あと、面会に来るのも仕込みだったりして、信用できないし…」
これは、かつて某週刊誌が、白石の元交際相手を面会に送り込み、取材しようとしたことを指している。
「弁護士も口だけだし、ほんと、どうでもいいやって気になってるんですよね」
冒頭で彼が切り出した、控訴をしたくないといった話は、こうした自棄になっている気持ちが言わせたのだと理解する。私は「また思うことがあったら聞かせて」と言い、彼は頷いた。
[via:文春オンライン]
https://bunshun.jp/articles/-/41123
《座間9人殺害・裁判傍聴レポート》
6人目に被害者女子高生(17)の場合
白石被告は「お金を引っ張れるか」を見極めていた。
「悩みを深掘りしていましたが、容姿のこと、恋人のことでした。悩みを解消してあげようと、容姿を褒めました。会う前は、死にたいなどの話はありましたが、会ってからはそうした話は出ませんでした。スイーツもかたっぱしから買い、衝動買いをすることでストレス発散をするタイプの子だと思ってました。
金払いもいいので、お金を引っ張れるのではないかと思いました。17歳で、居酒屋のバイトと聞いていました。
当時の家賃が安いので、月に5万から10万あれば、生活ができました。そのため、Fさんからは月5000円から1万円引っ張ることができればいいと思っていました」
部屋で宅配ピザを頼み、その代金もFさんが支払っている。食事をし、コーラで割ったウィスキーを飲みながら、ヒモになろうという流れになっていった。
このとき、Fさんもウィスキーのコーラ割りを飲んでいたという。そして、話をしているうちに、白石被告が持っていた安定剤のデパスと、睡眠薬のハルシオンを勧めることになる。《中略》
2人は眠ってしまったが、先に起きたのが白石被告だった。そのとき、「寝ている姿を見て、レイプをしようと考えました」と証言する。
Aさん、Bさん、Dさんを殺害した動機は、ヒモになれないなら、レイプして殺害し、所持金を奪うというものだった。しかし、5人目の被害者・Eさんは、見極めが曖昧なまま、帰ってしまわないように殺害している。
そして、Fさんは、ヒモになれそうだと判断したにもかかわらず、レイプしようと考えた。殺害の動機が変質していっている。
「Fさんの寝ている姿を見て、起きないように性行為をするか、起きてしまったとしても、抵抗できない状態で性行為をしたくなりました。
そのため、ロフトの階段の下に布団を敷き、眠っているFさんを移動させ、布団の上に仰向けで載せ、後ろ手に結束バンドで縛り、足が動かないように両膝のところをビニールテープで縛りました。
ロフトの階段から吊るしたロープの輪のところに首をひっかけました。目が覚めても、すぐに失神させることができますから。両膝が宙吊り状態で、そこから性行為をしました」
ただし、途中で、Fさんの目が覚める。その後の情景について、検察官や弁護士の質問に詳細に答えた。
「途中で覚醒したとしても呼吸ができないように、口や鼻にガムテープを貼ろうとしました。口にガムテープを貼るときは、誰のときでも、真横に貼り、さらにバツ印になるように、3枚にして貼っていました。
しかし、真横に貼った段階で、覚醒してしまいました。そのときに、テープの片側がビラビラしていたのを覚えています。
口の左側が剥がれていました。完璧に貼っていたら声がでない状態ですが、剥がれていたので、大声をあげられたら困るので、首にあるロープを使って失神させました」
[via:文春オンライン]
https://bunshun.jp/articles/-/41223
《座間9人殺害・拘置所面会》
バラバラ遺体を見つけてしまったキャバ嬢
■「殺人の理由はおカネと性欲ですよ」
「自分のなかにフローチャートがあって、出会ってまず、おカネがありそうかどうか判断するんですね。おカネになりそうだったら、付き合っておカネを引っ張って、おカネにならなそうなフローチャートの人はレイプする。
ほんと、殺人の理由はおカネと性欲ですよ。まあ、3人目の男性は証拠隠滅のためでしたけどね」
9月2日の10回目の面会。白石隆浩は被害者9人を殺害した理由について、そう口にして振り返った。そこで私は聞く。
「亡くなった方への気持ちはどうなの?」
「本音を言うと、なにも思ってないんですよ」
白石は即答する。そして、ちょっと間を空けて言い換えた。
「他の事件とかを見ても、(被害者や遺族に)謝る人はいますけど、僕の場合は遺族に対してはなにも思わないですね。まあ、被害者に対しては、少しは思うことがあるんですけどね…」
それは連続殺人の場となった部屋を借りる費用を肩代わりし、最初に殺された被害女性に対してだという。
「初めての殺人でしたけど、一緒にすごしたのが長かったので、情が移ったというか、かわいそうなことをしたかな、という思いはありますね。ただ、2人目以降については、正直、なにも思ってないです」
そこまで話を聞いたところで、私は6回目と7回目の面会で話に出た、彼が付き合いながら殺害していない、32歳のマッサージ師の女性のことを思い出した。
SNSで知り合ったというその女性とは、’17年の8月頭から、逮捕直前の10月中旬まで付き合っていたと聞いている。
そこで私は、なぜ殺さない女性がいたのかを尋ねた。
■殺人鬼が”殺さなかった女性3人”の正体
「おカネになりそうだったからですね。その女性のオゴリでご飯を食べたり、ホテルに行ったりしてましたから。部屋に入れて殺してないのは、彼女を含めて3人います。
1人目は2カ月付き合ったその女性。2人目は部屋に10日間泊めて、飯をオゴってもらったり、生活費を出してもらったりした女性。3人目は口説いたけど、私に魅力がなくて、口説く力が足りなくて、そのまま帰ってもらった女性です」
3人目については、白石がレイプをして殺してしまうこともあり得たのではないかと思ったが、そのときはすんなり帰してしまったのだという。
ただ、1人ではなく3人の“生還”した女性がいたというのは、初めて聞くことだった。そのことについて、さらに詳しく聞いたのは、9月9日の11回目の面会のときだ。以下、その日の対話に話題を移す。
「10日家に泊めた人は、関西からやって来た22歳くらいのキャバ嬢でしたね」
「時期はいつ?」
「9月上旬から中旬くらいです。ツイッターで知り合って、わざわざ来たんですよ。自殺志願者でした。なんか彼氏が逮捕されたみたいで、(精神的に)不安定になって、ツイッターに『死にたい』と投稿してたのを僕が拾ったんです。どっちかがフォローして、繋がりましたね」
白石は前回(10回目)の面会のときに、相手探しにツイッターを利用した理由について、「スカウト時代にツイッターを使って(スカウトを)やってて、その結果がよかったんです」と説明していた。
「その日、僕のアパートに泊まったんですけど、相手は水商売だから、これはカネになると思って、必死に口説いたんです。で、なんとかなったんで…」
ただし、彼女と肉体関係はなかったと語る。
「僕もスカウト時代に、ヤレる、ヤレないはわかってたんで、カラダは求めなかったですね。継続的にカネを引っ張れると思ったから殺さなかったんです」
白石曰く、彼女は「普通にすごして、普通に帰った」のだそうだ。私は質問する。
「カネを引っ張れるっていうのは、具体的にはどういうふうに?」
「食費とかですね。私にとっては派手な生活をしたんです。サイゼリヤとかピザのデリバリー、カツ丼とか、全部出してくれましたから。それで、彼女は親に無断で出てきてたから、『お母さんが心配してるから帰る』って言って、帰ったんです」
この女性がいた期間、すでに部屋には何人かの遺体があったはずだ。そのことに触れると、白石は予期せぬ言葉を口にした。
■「女の子がいる最中にも、4人目を殺してる」
「すでに遺体が3つあって、信じられないかもしれないですけど、その女の子がいる最中にも、4人目を殺してるんです。『友達呼ぶから、ちょっと出てて、ごめんねー』って、その子が出てる間にパッパと済ませて…」
白石が言うには、その間に殺害も解体も済ませたのだと…。私は唖然としながらも、なんとか質問する。
「そんな短時間にできるもんなの?」
「いや、その子は7時間くらい出てましたから。だんだん慣れたというか、最後のほうになると、2時間くらいでできるようになってましたね」
さらに白石は想像もしなかったことを口にする。
■クーラーボックスの”中身”を覗いてしまった女性
「その子はやっぱり部屋のケース(クーラーボックス)に興味を持ってました。だから正直に説明したんです。『自殺を手伝ってるんだよ』って。殺してバラしてることを言ったんです。向こうは『えっ!』って感じでしたね。
『大丈夫なの? 警察来ないの?』って聞かれましたけど、『大丈夫だよ』で終わり。ただ、内心は不安だったみたいですね。(逮捕後に)調書を見ると、1人目と2人目は部屋をあさってたみたいですから」
「クーラーボックスのなかを見たってこと?」
「そうみたいですね。それで不安になって、出ていったのかもしれないですね」
続けて白石は、3人目の女性の話を始めた。
「3人目は9月中旬です。2人目の子が実家に帰った直後です。彼女は女子高生でした。親が金持ちらしくて、たしかにそういう雰囲気があって、顔も人形のように整ってましたね」
そんな彼女とも、やはりツイッターで知り合ったという。
「夜にうちに来て、頑張って口説いたんですけどダメで、翌日帰っちゃいました」
「どうしてダメだったんだろう?」
「まあ、単純に僕の魅力が足りなかったんですよ」
「その子には、クーラーボックスのことは聞かれなかった?」
■殺人を告白した相手女性に送ったLINE
「聞かれましたね。だから彼女にも正直に話してます。ただ、口説けなかったでしょ。2番目の子は口説いた後でその話をしたから、大丈夫だと思ったんですけど、そのときは正直焦って、彼女が帰った後でラインをして、『さっきのは全部嘘だから。忘れてね』ってメッセージを送りました」
「なんで口説き落とす前に、クーラーボックスの話をしちゃったの?」
「自分の口説きにある程度、自信を持ってたんですよ。だから、口説けば大丈夫だと思ってたんです。そのことは警察にも話してます」
ここで刑務官から、残り時間が5分であると知らされた。私は取材を打ち切り、次回の面会は9月16日にすることを話した。
「じゃあそのときに、深田恭子の昔の写真集と、インコとハムスターの写真集をお願いしますね」
この日もすでに、ハムスターの本2冊と鳥類図鑑を差し入れていた。
「あ、それから…」
白石は今日帰る前に、次の物品を売店で購入して差し入れてほしいと口にした。
■白石が送る拘置所生活の実態とは?
「その分は次回の謝礼から差し引いてください」
彼が私に求めた物品は次の通りだ。
●鉛筆の黒と赤と青を1本ずつ
●B5版ノート1冊
●歯ブラシ(やわらかめ)1本
●綿棒1セット
●つまようじ1セット
●防寒長袖U首(厚地、3Lサイズ)1枚
●防寒長ズボン(厚地、3Lサイズ)1本
●砂消しゴム 1個
●白タオル 1本
以上、計8876円の差し入れだった。
そして、約束した9月16日に、12回目の面会をするべく、拘置所へと向かう。すると、いつもとは違い、面会室ではなく、面会窓口に呼ばれた。
「申し訳ありませんが、今日は辞退するそうです」
どうしたのだろうか。なにかあったのだろうか。私はその夜、白石に電報を打ち、次は9月25日に行くことを伝えた。
だが、その日も彼は面会を辞退した。私が書いた記事が、なにか彼の逆鱗に触れたのかもしれない。そこで最後にもう1回だけと、9月28日に拘置所を訪れたが、結果は同じだった。
こうして、白石との対面は計11回で、あっけなく幕切れとなったのである。ただ、ある意味、それも“彼らしい”と納得する自分がそこにいた。
[via:文春オンライン]
https://bunshun.jp/articles/-/41123
■外に出られたら女性と性行為をしたい
最後に、「外に出られるとすれば、何をしたいのか?」を聞いてみた。
「女性と性行為をしたいですね。好みは、橋本環奈と深田恭子。
あんなに旺盛だった性欲が今は、ほとんどないんです。拘置所内で自慰行為は週1回する程度ですね。女性と会っていないからネタがないんですよ。女の人を触りたいですねぇ。レイプを思い出すこともないですし、あまりもう(勃起もしない)」
ヘラヘラした様子でそう答える。
好みの女性の話に及んだとき同席していた女性編集者に、「Kさんおきれいですよね」とネットナンパ師だった過去の面影を見せた。
白石被告は事件の背景となったスカウト時代から最後まで「お金と性」を欲していた。
裁判では起訴事実は認める方向のため、死刑を覚悟しているようだ。性への執着は強いが生に対しては投げやりに見える。それでも「外に出られるなら食べたいもの」の話には食いぎみで、
「ラーメン、辛いのが食べたいです。あとは焼き鳥!寿司!」と前のめりに話した。
[via:週刊女性 取材・文/渋井哲也]
https://news.yahoo.co.jp/articles/63ca220d00892828e549b6aaf9f6c41a956e0623