ペットはかわいいものですが、飼うとなれば責任がついてまわります。
アメリカの男性が、見知らぬ犬がいるのを見つけて近づいてみると、メモが添えられていたそうです。
それは、ある男の子による手紙でした。
アメリカ・ワシントン州カークランドに住むポール・ウーさんは、車をガレージから出そうとしたときに、見たこともない犬がいることに気づきました。
犬が去ろうとしなかったので、ウーさんは車を降りて近づいてみることにしたそうです。
すると、犬の首周りに小さな容器が付いていて、そこには「開けてください」と書いてありました。ウーさんが開けてみると中には手紙が入っていて、こう書かれていたそうです。
「このミスターBの面倒をみて、新しいおうちを与えてくれませんか。彼はキング・チャールズ・スパニエルの6歳の犬です。両親が離婚してしまい、彼は収容所送りになるはずでした。きっとあなたといる方が良いチャンスに恵まれると思います。これは僕の誕生日のお小遣いです」
ウーさんと一緒に働くロバート・カチンスキーさんがその話を聞き、妻と3人の子供に相談し、この犬を連れて帰ることを決めました。
犬には識別タグもマイクロチップも埋め込まれていなかったそうですが、無事に犬は引き取られ、今は元気で幸せに暮らしているとのことです。
カチンスキーさんは、元の飼い主が、今どんな状態にあるのか気になっていると言い、ウーさんも「この犬のために良いおうちを見つけられた」と飼い主だった少年に伝えたいと願っていると語っています。
愛犬を手放すことでしか救う手段のなかった、少年の気持ちを思うといたたまれませんが、その想いはちゃんと届いたようです。
[labaq]
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